夏
このカテゴリページでは、夏の時期に行われる日本の年中行事や、伝統行事などを紹介しています。年中行事には、地域により内容が異なるものがあります。地域特有の作法などご存知の方は、ぜひご紹介下さい。
花火大会
カテゴリ : 夏 , 日本の風情 , 風物詩 タグ : 風情
花火大会のはじまりは江戸時代。将軍徳川吉宗が凶作と疫病流行していた当時、悪疫除けのために両国橋近くで水神祭を開きました。その時に献上花火を打ち上げたのが最初だといわれています。打ち水
カテゴリ : 夏 , 日本の風情 , 風物詩 タグ : 生活習慣
打ち水は江戸時代から続く庶民の知恵で、道に水をまくことによって涼をとります。また、単に涼をとるだけでなく、場を清め来客との関係を円満にしたいという願いがこめられています。
最近では地球温暖化対策の観点から打ち水が見直され、各地で大勢の人が同時に打ち水をすることで地球を冷まそうという「打ち水大作戦」というムーブメントがあります。
実施後、その地域の気温が2度近く下がったりと打ち水の効果が実証されています。
余談ですが水田のある地域と、ない地域では同じ気候条件でも気温に差がある事がわかっています。水が地球を冷ましてくれるんですね。
スイカ
カテゴリ : 8月 (葉月) , 夏 , 料理・食品 , 日本の風情
スイカの原産国は南アフリカで、日本に届いたのは14~15世紀とされています。「西瓜」は中国から伝わった名前で、「サイカ」という音で伝わったものがスイカに変化したようです。
夏の果物となったのは、明治以降のことで、江戸時代は果肉に穴をあけて砂糖を入れてしばらく置いたものを食べたり、果肉を砂糖煮にしたり、皮部分は煮たり漬物にしたり、種は炒ったりして食べていたことが「本朝食鑑」に記されています。
おいしいスイカの見分け方
- 形が整い果皮に光沢がある
- 縞模様や網目がはっきりしている
- へそのまわりが黄色く熟している
- ずっしりと重いもの
- 手で叩いたときにカンカンとすんだ音のするもの
暑中見舞い
カテゴリ : 7月 (文月) , 夏 , 年中行事 タグ : 挨拶
暑中見舞いは、年賀状のように季節の挨拶状のひとつです。「暑中見舞い」の「暑中」とは二十四節季の最も暑い頃とされる「大暑」の期間のことで、これが7/20前後の「梅雨明け」から「立秋(8/7)の前日」までにあたります。なのでこの期間に「暑中見舞い」を送ります。
暑中見舞いに書く文章のポイントは、
- 暑さの厳しい夏の盛りに相手を見舞い気遣う言葉
- 自分の近況や様子を知らせるもの(日頃顔を合わせていない人には、無沙汰を詫びる言葉なども)
- 相手の健康を祈る言葉
の3つです。「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語は必要ありません。