7月 (文月)
このカテゴリページでは、7月に行われる日本の年中行事や、伝統行事などを紹介しています。年中行事には、地域により内容が異なるものがあります。地域特有の作法などご存知の方は、ぜひご紹介下さい。
海の日
海の日は祝日の一つ。
明治天皇が明治丸で東北から北海道へ巡航した後、横浜港に戻った日(7月20日)を記念した「海の記念日」があり、それを平成七年に海の日と改称し、祝日として制定されました。
四方を海に囲まれた島国日本の、永遠なる繁栄を国民全体で願う意味合いを込められています。
暑中見舞い
カテゴリ : 7月 (文月) , 夏 , 年中行事 タグ : 挨拶
暑中見舞いは、年賀状のように季節の挨拶状のひとつです。「暑中見舞い」の「暑中」とは二十四節季の最も暑い頃とされる「大暑」の期間のことで、これが7/20前後の「梅雨明け」から「立秋(8/7)の前日」までにあたります。なのでこの期間に「暑中見舞い」を送ります。
暑中見舞いに書く文章のポイントは、
- 暑さの厳しい夏の盛りに相手を見舞い気遣う言葉
- 自分の近況や様子を知らせるもの(日頃顔を合わせていない人には、無沙汰を詫びる言葉なども)
- 相手の健康を祈る言葉
の3つです。「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語は必要ありません。
お盆
カテゴリ : 7月 (文月) , 8月 (葉月) , 年中行事 タグ : 仏教
祖先の霊を供養する仏教行事です。盆期間は7月15日を中心に行われますが、1ヶ月遅れ(8月13~16日)や旧暦で行うなど地方によって異なります。
13日は家庭で盆棚を作って、盆花・初物の果物や野菜・馬や牛を模したキュウリやナスなどを供え、夕方におがらを燃やして霊を招く迎え火をします。家や墓を清め、花や灯明をあげて迎えます。
16日の夕方に、精霊を送る送り火をし霊を送ります。盆棚の供え物を川や海に流します。
お盆の行事は仏教行事ですが、日本古来の収穫祭や水神祭と一体となって受け継がれて宗派を問わない行事となりました。
土用の丑の日
カテゴリ : 7月 (文月) , 年中行事 , 風物詩 タグ : 食べ物
土用の丑の日には、うなぎを食べる習慣があります。由来は諸説ありますが...江戸時代、知人のうなぎ屋から宣伝を頼まれた平賀源内。最も暑い期間であるこの土用の丑の日に「う」のつく「鰻」を食べると良いという宣伝を考えました。この宣伝によっておかげでうなぎ屋は大繁盛。うなぎを食べてスタミナをつけようという事と、丑の「う」とうなぎの「う」をかけたこの企画があたって長く現在でも続く、風潮になりました。